体力は、介護の仕事を長く続けていくためにとても大切なポイントです。
介護の仕事は、入浴の支援やおむつの交換といった体力への負担が大きい仕事が多くあります。そのため、現場で介護にあたる以上は体力がないと辛く感じることもあるかもしれません。介護老人保健施設や特別養護老人ホームのような入所施設の場合、常勤の介護士は夜勤のシフトにも対応する必要があります。夜勤中は仮眠の時間があるにしても拘束時間が長くなるので、長時間労働、不規則な勤務体系といった面でも体力は必要になります。そのため、身体が資本ということは心得ておく必要があるのです。仕事をこなしていく上で力や体力は自然に身についてくるものの、自主的に体力づくりに励んでいくことも大切です。
介護の仕事は利用者さんと信頼関係を築いていくことも大切なため、長く続けるにはコミュニケーション能力も重要になります。
利用者さんの中には頑として人の言うことを聞かなかったり、中には攻撃的な人もいます。そういった人と上手くコミュニケーションをとる術を身に着けていないと、精神的な悩みや負担、ストレスを感じやすくなり仕事を離れてしまうケースが少なくありません。先輩職員などがどのようにコミュニケーションをとっているかを参考にしながら、自らのスキルを磨いていくことは欠かせません。また、介護業界は慢性的な人手不足であることから、職員同士が団結して仕事をこなしていくことも重要であることから、コミュニケーション能力というのは職場の人間関係においても無くてはならないものと言えます。